投稿日:2024年6月19日
6月17日〜19日にかけて、平板動物の採集のために筑波大学下田臨海実験センターを利用してきました。メインの活動日となる18日はあいにくの天気で屋外での実験はほとんどできませんでしたが、センターの屋外水槽を観察していたところ、無腸類やナマコの幼若個体を見つけることができました。ナマコはウニやヒトデと同じ棘皮動物の仲間ですが、彼らのような目立った骨格は持っていません。しかし、よく観察すると体表付近にたくさんの小さな骨が散りばめられているのがわかります(写真右下;黒矢印)。ナマコの棘皮動物らしさの一端を垣間見ることができ、眼福でした。観察を一通り楽しんだ後、そっと元の水槽に戻しました。(塙)