おすすめの教科書・参考書

 

Developmental Biology (著者: Michael J. F. Barresi & Scott F. Gilbert)

 

とにかく更新が速く、最新の知見がすぐに反映される。植物や昆虫の内容も含むが、人体発生学の教科書としても十分な情報量である。日本語版でさらに内容が追加されることもある珍しい教科書。

 

新版 動物進化形態学 (著者: 倉谷 滋)

 

やや内容が古くなってはいるが、脊椎動物の頭頸部の複雑な進化発生学を理解する上で必携の参考書である。これを読めばなぜmandibular archを1st branchial archとは呼べないかわかるだろう。

 

イラストレイテッド外科手術 (著者: 篠原 尚, 水野 惠文, 牧野 尚彦)

 

様々な術式が、解剖学、発生学に基づいた詳細な説明とわかりやすい模式図を用いて披露される外科志望の学生必携の書である。冒頭の消化管の発生は、他の人体発生学の教科書では見られない外科医独自の視点から解釈されている。

 


構造生物学に興味がある学生向け

 

物質からの回折と結像―透過電子顕微鏡法の基礎(著者:今野 豊彦

 

結晶学の教科書は多いが、透過型電子顕微鏡の理論を基礎から説明してくれる教科書は少ない。この本は透過型電子顕微鏡の結像理論を導出過程から丁寧に説明してくれる。